"うさぎって木の匂いするよね"

ミニマリスト見習い。うさぎ、クルマ、自転車、仕事。社畜から個人事業主へジョブチェンジ。

「"W不倫"、告白します。」~欲と洗脳~ キッカケ編

今回のエントリーの内容はズバリ、タイトル通りである。
2016年の3月より始まったW不倫の顛末を、懺悔の代わりにブログに綴ろうと思った次第。

筆者の僕のプロフィールを簡単に。
30歳、高卒、自営業、平均年収よりも下。結婚3年目、子供1人。
性欲旺盛、浮気癖アリ。見栄っ張り。
クズである自覚はある。

不倫相手の女性のプロフィールはさらに簡潔に。
僕とは同級生、結婚3年目、子供2人、家柄良し、資産あり。

 

 

・始まりは"Facebook"

このご時世、Facebookというのはかなりありきたりな出会い方であるが、ありきたりであるが故に既婚者たちは"警戒"されやすい。
自分のパートナーに多少なりとも浮気の気(け)を感じたことがある場合、アカウントの動向を探られる恐れが多分にある。
少しでも怪しい部分があると、やれ「女の子の投稿にコメントするな」だとか、「男とメッセンジャーでやり取りをするな」と"利用制限"されてしまう。
そんな中でも出会えたのは、僕と不倫相手の女性は、パートナーの警戒を掻い潜れるギリギリのやり取りでキッカケを作ったからだ。

Facebookの機能のひとつである、「知り合いかも?」の項目にある日不倫相手の女性(面倒なので今後「りんちゃん」と呼称する。)が登場。
10数年以来会っていないし、学生時代においても会話した記憶はほぼ無い。
でもとりあえず「友人になる」をクリック。その日のうちに承認された。2016年3月、不倫の第一歩であったのはこの時の誰にも分らなかったであろう。

りんちゃんは普段、子供の愚痴や、家族団らんの写真に簡単に一言添えて投稿していた。
「幸せそうな雰囲気だなあ。」その裏に潜む闇など、画面上からはもちろんわからない。
いいね!もコメントもせずお互いの投稿を流し見る日々が続いたが、一枚の写真をりんちゃんが投稿したことで物語が始まる。

珍しく"自撮り"を投稿したのだ。

自撮りとは言うものの、唇を写しただけであった。
10数年前、まだ子供と呼べる年齢だった頃は可愛いとかキレイとかという感情もなく、"ヤリマンビッチ"くらいに思っていたが、時を経てしっかり"真面目にママ"をしている彼女にギャップ萌えのような気持ちを抱いていたのが正直なところ。
そんな真面目ママのリア充アピールな写真の中に突然湧いた性的魅力を感じる写真。
初めてりんちゃんの投稿にリアクションをした。
ハート・マークが付く"超いいね!"をブッコんだのである。

僕は若い頃からの"出会い厨"なので、投稿に対してどんなコメントを書き込めば女性が喜ぶかなんとなくわかる。
しかし、ストレートにコメントしてしまうと妻や、共通の友達にも怪しまれてしまう。
そのギリギリで攻めたのが、"超いいね!"という選択であった。

幸いにも、その投稿についた数十件のいいね!のうち、超いいね!は僕一人だけだった。

その後は自撮りの投稿も、家族写真の投稿もなく、仕事の愚痴や他愛も無い日々の出来事を一言二言書くだけ。
つまらない投稿にもいちいち"超いいね!"を徹底してつけた。
今思えば気味の悪い男であると自分でも思うが、過去の投稿にも"超いいね!"を数件つけた。

一方の僕がFacebookに投稿する記事は「しつこくなく、写真が綺麗、週末に投稿」という"独自3S"の信念を持っていた。
こだわる理由は、感動や情報を皆と共有したい!なぞというマトモな理由ではなく、承認欲求を満たしたいだけなのだ。
ある日、趣味の集まりでのヒトコマを投稿をしたところ、りんちゃんから"超いいね!"が来た。
初めてのことにテンションの上がる僕。
今までやってきた行動はやはり正しかったのか!とガッツポーズ。大げさだが。
「ヤリてぇ」という僕の欲望が現実にまた一歩近づいた瞬間。いや、もう恋してたのかも?

味を占めた僕はりんちゃんの琴線に触れそうな投稿を考え、週末を待って投下した。
投稿のたびに"超いいね!"がついた。

男はすぐに勘違いする生き物なのは自分でもわかっている。
たかがSNS上のリアクションに興奮してはいけない。
だけど、また"超いいね!"いや、次はコメントが付きそうな気がしていた。

ある週末の僕の投稿に、ついに思惑通りりんちゃんからのコメント。
その内容は伏せるが、周りの友人たちはおろか、お互いのパートナーから見ても自然に"会う約束"を取り付けた。
残雪が風をひんやりとさせる、2016年4月のことである。

約束を遂行するためにメッセンジャーでのやり取りが始まるのは当然の結果。
出会い厨の僕としてはここまで行けばもう落ちたも同然。
しかも10数年ぶりの再会はりんちゃんの自宅で行われるのだ。
失敗するかもというネガティブな感情は微塵もなかった。

1対1で連絡を取り始めてすぐにLINEを交換するか、するべきではないかの判断と、
会う日までに軽い雑談のやりとりをするか否かの選択は慎重に行い、結果、LINEも聞かず、雑談も当日までしないという賭けに出た。
これは後に大正解だったと知る。

待ちに待った当日。
「ヤリてぇ」から始まったりんちゃんへの気持ちはいつしか"恋"のような感情になっていた。
そのためか、久々の再会だからかはわからないが、りんちゃんはとても美人で上品な女性として僕の瞳に飛び込んできた。
スラリとした脚、綺麗に手入れされた髪、整った顔……
誇張なんかではなく、イイ女。
どこか生活感の無さに違和感を覚えたが、シャンプーか柔軟剤かの良い匂いにやられ
テンションがさらに上がる。
しかしながらほぼ会話も無かった者同士、いきなり打ち解ける訳も無く、お互いの近況報告を多少したまでに留まった。
もともと僕は根暗でおしゃべり上手では無い。酒の力を借りなければギャグのひとつもトバせない。
それでも何か"爪痕"を残そうとする醜く腹黒い男の姿がそこにあった。

帰り際にさりげなく容姿を褒める。
「寒い時期なのに、手が綺麗だねえ。」
本当に本当にサラっとだ。がっついてると思われたら終わり。
会話の間はほぼ無いに等しいが、変に思われないかと心拍数が上がる。
不安は的中、警戒されて「そう?」の一言のみであった。

再び容姿を褒めるセリフを放つものの、暖簾に腕押し、さらに警戒感が強まる。
そこから会話は空回りし、まだ4月というのに変な汗をかきながら愛想笑いでその場を収め、
手応えとはほど遠い挫折や絶望が胸やけのように残しつつ、
「もう、会うことはないだろう───。」そう自分に言い聞かせるのが精いっぱいで気持ち悪くなり、居酒屋へ逃げ込んだのであった……。

 

(キッカケ編、終わり)

 

~次回予告~
"超いいね!"を使ったギリギリ水面下のコンタクトが実った矢先、見事に失敗をした僕。
再会した日の夜、メッセージを送るも一言「どうもー!」で完全に意気消沈。
やはり"人妻"をオトすのは一筋縄ではいかない。
浮気症、ヤリチン、出会い厨、罪悪感などゼロの、マトモな倫理観を持ち合わせていない僕も今回ばかりは「無理」だと思い、日常に戻って行ったのだが……?

次回、不倫への招待編